「映画風」資料で楽しさを演出

「ビジネスゲーム」という独自の領域で、企業向け研修の開発・提供、研修の内製化を手掛けるカレイドソリューションズ。他にはない「価値」を伝えるために、説明にも工夫を凝らす。

「言いにくいことを伝える」ことで、アサーション(自己主張しつつも相手に配慮するコミュニケーション)を学ぶゲーム『イエナイヨ』。各カードには、本音が言いづらい状況が書かれており、参加者は、その状況でどのように本音を伝えるかを競う

ビジネスゲーム研修の開発・提供を手掛けるカレイドソリューションズ。一部上場の商社や人事コンサル会社等を経て、2008年に同社を起業したのが高橋興史代表だ。

高橋代表はこれまでに30以上のビジネスゲームを独自開発してきた。グローバル人材育成ゲーム、モチベーションゲーム、財務会計ゲーム、コミュニケーションゲームなどその内容は幅広い。

これらのビジネスゲームは、どのように開発されているのだろうか。

高橋興史 カレイドソリューションズ 代表取締役

「企業のニーズから発想するときもありますし、シーズ(使いたいゲームの仕組みやルール)をもとに、何ができるのかを考えるときもあります。ゲームの仕組みについては、海外のボードゲームから知見を得ることが多い。ゲームには、定量的に考える、相手と交渉する、複雑な駆け引きが必要になるなど、ビジネスに通じるノウハウが詰まっています」

ゲームというと「子供の遊び」という印象を受けてしまいがちだが、近年、ゲーム以外の分野にゲームの発想・仕組みを活用する「ゲーミフィケーション」が注目されるなど、応用範囲は広がり、その効果も見直されている。

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