2014年5月号
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商品開発の舞台裏

エネルギーハーベスティングへの挑戦

谷口賢吾(クリエナレッジ チーフアナリスト)

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近年、エネルギーハーベスティング(環境発電)が注目を浴びつつある。あらゆる場所を発電所に変えるこの技術は、社会を変える可能性を秘める。この分野で存在感を発揮する研究開発型ベンチャーが、音力発電だ。

IoTやM2Mに不可欠な環境発電

エネルギーハーベスティングが注目される背景には、3.11以降のエネルギー問題や、再生可能エネルギー事業の注目度の高まりなどが上げられる。しかしこうした動きとは別に、この1-2年で注目度が高まる理由として、モノのインターネット(Internet of Things, IoT)や機器間通信(Machine to Machine, M2M)・センサー市場における電源供給方法としての期待が高まっていることが特筆に値するだろう。

コクヨファニチャーのオフィス廊下に設置されたLED内蔵型発電床

エネルギーハーベスティング自体は、基本的に光・熱・振動など日常にある微小なエネルギーを電力に変えるマイクロ発電技術である。本質的に、代替エネルギーとして電力需要を賄えるほどの発電能力を有しているわけではない。

とはいえ、小さな電力でも、様々な用途・使い道が考えられる。大きな電力を必要としない用途であれば、地産地消型・分散型の電力供給源として新しい展開が考えられる。

この分野には、大手電子部品メーカー、エレクトロニクス企業、インフラ機器関連企業などが参入してきた。

その中で、研究開発型ベンチャー企業として、この分野で挑戦し続けているのが音力発電(神奈川県藤沢市、速水浩平社長)である。

音力発電の速水浩平社長。手に持っているのは電池レスリモコン

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