2014年4月号
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投資家の目

市場が見え、創りたくなる事業を

小林雅(インフィニティ・ベンチャーズLLP 共同代表パートナー)

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アジアから世界を代表する企業を。IVS(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット)の運営で知られる インフィニティ・ベンチャーズLLPは、日本と中国のネット・モバイル業界のアーリーステージ投資を行う、日本のVCでも稀有な存在だ。共同代表パートナーの小林雅氏に話を聞いた。

小林雅
インフィニティ・ベンチャーズLLP 共同代表パートナー

アーサー・D・リトル(ジャパン)でベンチャー・インキュベーション事業の立ち上げを経験、グロービス・キャピタル・パートナーズ)の最年少パートナー(最年少29歳)として累計約400億円のベンチャーキャピタル・ファンドを運用、インターネット・モバイル・ソフトウエア産業に強みを持つ小林氏。2007年8月に独立し、IVS(インフィニティ・ベンチャーズ・サミット)の前身となるNILSを立ち上げている。インフィニティ・ベンチャーズの共同代表パートナー就任は08年から。現在は中国と日本のネット・モバイル業界のベンチャー企業に投資を行うベンチャーキャピタル・ファンド運用とインフィニティ・ベンチャーズ・サミットの企画・運営責任者を務めている。

インフィニティ・ベンチャーズはユニークなファンドだ。リージョン単位ではなく、モバイル人口の多い日本と中国にまたがり、投資を行っている。立上げからの成長も早い。シードファンドとして、2009年1月、約5百万ドル(約5億円)での第1号ファンド組成からスタート。mixiの「サンシャイン牧場」で有名なRekooへの投資、グルーポン・ジャパンの立ち上げなどを通しファンドは成長。2年弱で約25百万ドル(約25億円)の規模に至っている。

2011年4月にはe.venturesやAdamsStreet Partnersなどのグローバル投資家から出資を受け、約71百万ドル(約71億円)のファンドを組成。評価されているポイントは、投資戦略のユニークさだ。「日本やシリコンバレーで動く、普通のファンドにはe.vneturesやAdams Street Partnersなどは見向きしません。日本と中国にまたがるクロスボーダー戦略が評価されました」。主な中国での投資先を見てみよう。スマートフォン音楽連続再生ビデオプレーヤー開発のMixerbox(台湾)へはシードステージに投資している。世界で1500万超ダウンロードされているサービスで、Youtube上の音楽を連続再生し、プレイリストを作って友達と共有できる。

Yeahka(中国)は、モバイル端末によるカード決済サービスで、コイニ―やスクエアの中国版。中国国内最王手となり、決済金額も急成長。日本より大きなビジネスに育っている。

36Kr(中国)は、スタートアップ資金調達プラットフォームとメディア事業。「中国版テッククランチのようなイメージ」。インフィニティ・ベンチャーが北京にオープンしたインキュベーション・スペース「TechTemple」に入居し、シナジーを高め、現地スタートアップの盛り上げに一役買っている。

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