デジタルサイネージの真価
デジタルサイネージは、多言語化に対応した広告としてだけでなく、販促にも活用できる双方向性のあるメディアとして期待を集める。アプリ・ベンチャーの参入が相次ぎ、新たな用途が生み出される可能性を秘める。
デジタルサイネージと聞いてピンと来る人は、まだ少ないかもしれない。映像や情報を表示する電子看板のことを指し、例えばJR山手線内で流れているトレインチャンネルや渋谷のスクランブル交差点で目立つLED大型ビジョンなどがそれにあたる。
決められた画像や動画を繰り返し流す従来型のビデオディスプレイとは異なり、インターネットなどのデジタル通信を受信することで、表示する映像をリアルタイムに変えることが可能だ。屋外広告としての活用にとらわれることなく、双方向型の新しいメディアとしてその可能性に期待が集まっている。
開催期間後の活用も視野に
世界中の人々が訪れるオリンピックにあって、デジタルサイネージの広がりは大いに予想されるところだ。
「2020年の東京においては、相当数のデジタルサイネージが導入されているでしょう」
そう語るのはデジタルサイネージコンソーシアム常務理事の江口靖二氏だ。
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