世界に誇る地下鉄が進化

オリンピック期間中は、1日90万人が都内の交通機関を利用すると予測される。都内を移動するうえで、主要なインフラとなるのが東京メトロだ。中期計画を策定し、2020年を見据えた戦略を早くも進めている。

外国人旅行者をターゲットにしたサービス展開は、東京メトロにとって重点施策の一つとなっている

東京オリンピック・パラリンピックが開催される2020年、日本を訪れる外国人は2000万人と大幅な増加が期待されている。

東京地下鉄(東京メトロ)は、多くの訪日外国人が都内の競技施設、近隣の観光施設などへ移動する際、主要な役割を担う交通機関の一つになる。東京メトロは9つの路線網で都内各地を結びつけるだけでなく、7路線がJR東日本、東急、東武、小田急、西武などと相互に乗り入れている。つまり、首都圏の埼玉・千葉・神奈川・茨城各県という広範な地域を結びつけているからだ。

2020年に向けた基本方針策定

東京メトロ管内の乗降客は、644万人/日(2012年度)。オリンピック開催時には、都内の交通機関を利用すると推定される1日90万人(オリンピック招致ファイルでの予測)のうち、かなりの割合が地下鉄に流れるはずだ。

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