事業の本質から新たな収益を発掘

“無気力な若者の心に火を灯す”活動を行うNPOカタリバ。全国28都道府県で高校生向けのキャリア学習プログラム「カタリ場」を展開する。約10年間のカタリ場事業単体での赤字から脱却した新たな収益モデルとは何か。

山﨑菜々美 NPOカタリバ カタリ場事業部 ディレクター

将来に夢や希望を持たない若者が増えている。2人に1人が「自分は人並みの能力がない」、5人に3人が「自分が参加しても社会は変わらない」と答えた報告がある(「中学生・高校生の生活と意識」財団法人日本青少年研究所・2009年)。

若者たちの可能性を開花させ、「生き抜く力」を育むために活動するのが、NPOカタリバだ。夢や希望を見つけ、今自分が何をすべきか考える“きっかけ”を作るキャリア学習プログラム「カタリ場」を展開する。

「若者の未来を生き抜く意欲や能力が、生まれ育った環境によって左右されてしまうという社会課題を解決したい。特に、限られた職業の大人としか出会わない高校生の視野を広げていきたい」と話すのは、カタリ場事業部でディレクターを務める山﨑菜々美氏。新たな収益モデルである「キャストラーニング事業」を立ち上げ、企画責任者も担っている。

若者を“社会を変える当事者”に

山﨑氏がカタリバに初めてキャストとして参加したのは、大学入学直後であった。希望の大学に入れずに意欲が下がっていた時、「人の価値観がどのように形成されるか」に興味を持ち、カタリバの活動に挑戦しようと決めた。「カタリ場」は、高校生が“人生の先輩”と本音で話し、進路について考えるプログラムだ。

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