2014年2月号
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3Dの市場創造力

虫歯治療を1日に短縮

中村昇司(八重洲歯科診療所 院長)

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3Dデータの活用は私達の身近なところで急速に進んでいる。歯科業界では3Dスキャナとデータを活用した虫歯治療技術が登場。治療を1週間から1日へと短縮し、患者の負担を激減させている。

歯の詰め物・被せ物を3Dデータから自動作成

八重洲歯科診療所 中村昇司院長

「虫歯治療から歯の被せ物・詰め物までを1日で終わらせます」――。最近、こう謳う歯科医院が増えている。実はこの短期治療システムの根幹には、3Dデータの利用技術がある。

「この治療技術は3次元CAD/CAM修復システム、一般的にはセレックと呼ばれています。日本では、ドイツの歯科用機器メーカーが開発したシステムが普及しています」と八重洲歯科診療所の中村昇司院長は解説する。

治療手順はこうだ。まず、口内に入れられる小型3Dスキャナ(光学カメラ)で虫歯を削ったあとの歯を走査し3Dデータを取り込む。さらに上下反対側の歯、噛み合わせた状態での歯のスキャンを行う。スキャン状況はリアルタイムでコンピューターのディスプレイ上に表示され、患部歯列の3Dモデルが浮かび上がってくる。

次にスキャンしたそれぞれの3Dデータを合成。コンピューター上で型取りをして、歯の修復物を設計する。ポインタで修復したい部分をなぞり、微調整をするだけで型取りは完了。あとは修復物の3Dデータをミリングマシンに送り、セラミックブロックをワーク上に設置するだけで、ミリングマシンが3Dデータどおりの修復物を自動で削りだしてくれる。

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