国産3Dプリンターの勝機

経産省の主導でスタートした「超精密三次元造形システム技術開発プロジェクト」。鋳造のプロセス革新を目標に、オールジャパン体制での技術開発に挑む。カギとなるのは、匠の技と3Dプリンターの融合だ。

「鋳造」にターゲット

今回の国家プロジェクトは、鋳造に欠かせない「砂型」と呼ばれる型を高速に製造できるインクジェット式3Dプリンターの開発が目標だ。国内の3Dプリンターメーカーはもちろん、素材メーカーや鋳造事業者、ユーザーである大手自動車メーカーなどが結集し、5年間で技術開発に取り組む。

砂や金属で作った型に溶かした金属を流し込んで固める鋳造は、自動車用部品や産業機械用部品の製造に欠かせない技術。中でも砂型法は、型が比較的安価で大量生産に向いているため、多用されている。

産業技術総合研究所・先進製造プロセス研究部門・基盤的加工研究グループ 岡根利光グループ長

しかし、砂型を3Dプリンターで作るよりも、部品そのものを金属粉末積層式の3Dプリンターで作るほうが効率的ではないのか。プロジェクトを取りまとめる、産業技術総合研究所・基盤的加工研究グループ長の岡根利光氏は、次のように説明する。

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