図で比較する3Dプリンター
3Dにプリンターには多数の造形方式と材料がある。精度も異なり、価格は10万円から数千万円と幅広い。図表をもとに、それぞれの強みと弱みを分析する。
造形方式ごとの強みと弱みメンテナンス性も重要なポイント
3Dプリンターに万能の装置は存在しない。造形方式には粉末焼結法、光造形法、インクジェット法、シート積層法、熱溶解積層法(FDM、押出)の代表的な5つがあるが、それぞれに強みや弱みが存在する。大切なことは何を作るために何を最優先し、他の部分をどこまで妥協できるかのバランスだ。

例えばプレゼンテーション用や模型用に色彩表現を優先したいのならば、石膏をつかったインクジェット粉末積層方式が向いている。これは石膏の粉の層にインクと硬化剤を吹き付ける方式で、フルカラー表現が可能だ。ただし石膏なので壊れやすく、独特のざらつきが出る。成形後のワックス処理や粉体のメンテナンスに手間がかかる。
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