ベトナム vs インドネシア

チャイナリスクを経て、日本企業の進出先として、改めて注目を集めるベトナムとインドネシア。生産基地としてだけでなく、消費市場としての魅力も高める、両国の現状と将来展望を比較する。

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「優先発展産業」で日本企業に強み

大久保文博 ジェトロ アジア大洋州課

製造業をはじめ、販社、流通・小売など、多くの業界でベトナムに進出する日系企業は増えています。ベトナムでは現在、日系企業の原材料・部品の現地調達率は27.9%と、他国と比べて低水準です。見方を変えると、原材料・部品の供給企業にとって、進出チャンスが広がっていると言えます。

ベトナム経済は急成長を遂げてきましたが、2011年の実質GDP成長率6.2%以降、12年5.3%、13年第三四半期5.1%と景気は停滞基調にあります。11年2月以降、政府は経済成長路線から、インフレ抑制とマクロ経済の安定化路線へ政策の転換をしました。

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