2013年4月号
購読申込み のあとに ログイン していただくと全文をご覧いただけます。

事業承継で飛躍する

ときには社員の敵として矢面に立つ覚悟

藤井隆太(龍角散 代表取締役社長)

0
​ ​ ​

『ゴホン!といえば龍角散』―明治初期創業、日本人ののどを守ってきた同社の8代目は、音楽大学でフルートを学び、現在もオーケストラを教える異色の経歴の持ち主だ。社内の反発をものともせず、業績回復、新商品開発と会社を牽引する力の源泉に迫る。

江戸・明治は医療機関が未発達だったため、同社のような家庭薬が庶民の健康維持に重要な役割を占めていた。戦後、保険制度などの発達により同社の製品が果たす役割が極小化。藤井・現社長は「予防」に新たな活路を見出した

118-05.jpg

江戸時代から伝わるナノテクノロジー

(左)大正時代の看板/ (右)龍角散旧社屋。昭和30年ごろの旧本社ビル。「そのときに使える最新技術を投入せねば、良質の商品は開発できない」という考えのもと、大正時代から鉄筋コンクリートの社屋を建設していたという。大正時代の本社社屋は関東大震災での倒壊は免れたものの、焼失してしまったそうだ

江戸時代中期、秋田藩に典医として仕えたのが当社の始まりです。創業者の藤井正亭治が藩主のぜんそくを治すべく長崎で蘭学を学び、藩に伝わる咳止め和漢薬に改良を加えて龍角散を誕生させました。当時から10~20μmという微細な粉末をつくっており、今で言う「ナノテクノロジー」に取り組んでいました。

残り69%

0
​ ​ ​

バックナンバー

社風が変わる、イノベーターが育つ

地方創生・イノベーションにつながるアイデアと思考に注目!

志高い、ビジネスパーソン・行政・NPO職員・起業家が理想の事業を構想し、それを実現していくのに役立つ情報を提供する、実践的メディア。

メルマガで記事を受け取る

メルマガ会員限定で、
ピックアップしたオンライン記事を
毎日お届けします。

メルマガの設定・解除はいつでも簡単

バックナンバー検索

注目のバックナンバーはこちら


最新情報をチェック。

会員になると 最新「事業構想」が読み放題。さらに

会員の特典をもっとみる