クラウドベンダーのトップAWSの強さの理由

2006年にクラウド市場に参入すると、あっという間に市場を押さえたAWS。その強さの秘密は、本業で培ったノウハウと膨大なインフラ整備を可能にする資本力だ。

AWSのサイトでは英語と日本語の他、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語、韓国語をサポート。世界190ヵ国超で利用され、日本でも東芝、三井物産、花王、シャープ、京セラ等の大手企業が続々と導入している。

2006年にアマゾンが最初のクラウドサービスである「Amazon Simple Storage Services(S3)」および「Amazon Elastic Compute Cloud(EC2)」を開始したとき、「本屋がITサービスを提供する」と多くのIT関係者が訝しげにそのローンチを眺めていたことを記憶している方も多いだろう。AWS(Amazon Web Services)として、オンラインリテールで培った膨大なノウハウを活かし、コンピューティングリソースをまるで電気やガスを利用するかのように従量課金でユーザに使わせるという、今で言うパブリッククラウドの先駆けとなったサービスを提供し始めたときは、AWSもクラウドもこれほどまでに成功すると思った人は少ないはずだ。

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