動き出した埼玉版ウーマノミクスプロジェクト

30代女性の就業率が全国42位と低い埼玉でスタートした、女性の就業支援。その先進事例ともいえる女性起業家がいる。

「ウーマノミクス課とは現在、
女性の創業を支援するイベントを
共同実施しようと計画中です」。
コッコトの宮本直美・代表取締役

さいたま市にある「コッコト」代表の宮本直美さんがその人。先頃、東京・六本木ヒルズで開催した「笑顔で働きたいママのためのフェスタ2012」には約6000人が集まった。ヨガや料理など子育て中のママが起業している店や教室を約100ブース展示し、多様な働き方を紹介。パネルディスカッションでは主催代表の宮本さんが、「自分の好き・得意なコトでプチ起業することで、子育てしながら社会に関わることができ現役ママがハッピーになれる」と呼びかけた。この催しは、仙台、大阪など全国10か所でも開催。口コミ効果が絶大なママ達が数千人単位で集まる会場は、企業にとっても格好のPRチャンスだ。協賛企業が数十社集まり数百万円の協賛金を得た。その資金をイベント運営費に充てたため、出展料は無料。中には、同イベントがきっかけで六本木ヒルズ内に商品を設置してもらえるようになった母親もおり、「ママの力を借りてつながったネットワークそのものが事業として成り立った」と手応えを実感した。

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