コーヒーショップ大激戦! ターゲティングの核は「価格」

「100円」の差が決める激戦の中の棲み分け

ドトールとスターバックスの激しいシェア争いに、さらに大きな販売チャネルを持つマクドナルドやコンビニ各社が加わろうとしている。さらに、名古屋発のコメダ珈琲も急速に伸びている。

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日本国内のいわゆる「コーヒーショップ」の中で最も激しいシェア争いを繰り広げているのは、ドトールコーヒーとスターバックスコーヒーである(以下、ドトール、スタバ)。店舗数を比較してみると、ドトールの1115(8月末時点)に対して、スタバは955(3月末時点)と、それなりに拮抗している様子がうかがえる。近年の両社の戦略は極めて王道だ。定番商品に磨きをかけるともに、季節限定の新商品を送り込んでブランドの鮮度を保つというものである。

ホットコーヒー価格で動く利用者の属性、動機

ちなみに、ブレンドなどのいわゆる「ホットコーヒー」の価格を改めて比べてみると、ドトールが200円、スタバが300円とちょうど100円の開きがある。これによって、利用者の属性やその動機などにも違いが表れ、結果的にはある種のすみ分けがなされている。スタバ領域には喫煙スペースを設けたタリーズが、ドトール領域には夜にはバーとしても使えるプロントなどの競合が存在するが、いずれも両王者を脅かすような存在にはなっていないのが現状だ。

ちなみにプロントがこの夏から始めたキャンペーンには注目しておきたい。「プロン党」という架空の政党をイメージして、そのマニュフェストを「ノミニケーションの復権」としているのだ。目的は顧客のバー利用を促進することで、売上アップを狙うとともに、競合のコーヒーショップとは一線を画すポジションを確保することである。

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