ロゴ刷新が示す「次の戦略」

「店名」「商品名」なしの新たなロゴに

2011年にロゴを変えたスターバックス。その変更は、シュルツCEOの指示だったとも言われる。人魚のみがデザインされた新たなロゴが示す、同社の新たな方向性とは─。

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皆さんのスターバックス体験はどんなものだろうか。

ちょっと苦いコーヒーをすすり、ゆったりソファでくつろいで、サラウンドな音楽を楽しむ。カウンターからは「プシューッ」とスチームミルクの音や、「ドンドン!」と豆かすを捨てる音が聞こえる。耳も目もその空間に慣れる頃、心が自分へ向かってゆく。作業ではなく「構想をつくる仕事」をしよう。「今ではなく未来のこと」を考えよう。

スターバックスは生まれ変わる

スターバックスが創造してきた「第3の場=サードプレイス」。家でもなく仕事場でもない場所。束縛から解き放たれて自由になる空間体験―それがスターバックスである。

スターバックススタイルは、その前身となるコーヒー豆販売店がシアトルでオープンした1971年、コーヒー豆の「赤い実」がなるように生まれた。"第2の創業者"である現CEOのハワード・シュルツ氏が、81年に初めてそのコーヒー豆販売店に訪れたときに「焙煎され」、同氏が87年に店を買収し、社交の場というイタリアンカフェスタイルを融合させたとき「ドリップされた」。そして40周年を迎えた2011年、「生まれ変わろう」とシュルツ氏が宣言をして、スタイルは変化の時期に入った。

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