LADY GAGA ソーシャルブランディング戦略のゴール

8月9日、米『フォーブス』誌のウェブ版が、スター達のフェイスブックとツイッターの合計フォロワー数ランキングトップ10を発表した。このランキングで一番の驚きは、それまで圧倒的なフォロワー数を誇り、〝ソーシャルメディアの女王〟として世界に君臨してきたレディー・ガガが2位に落ち、歌手のリアーナがトップに立ったことだろう。

しかし、ガガ当人、参謀役のトロイ・カーターにとっては、大した問題ではないかもしれない。愉快ではないだろうが、慌てて対策を取るようなことでもないはずだ。ソーシャルメディアにおけるフォロワー数の拡大は、彼女たちの目的ではなく、設定したゴールに到達するための手段でしかない。

まず、ゴールとは何なのか、を考える前に、その〝手段〟をどうやってビジネスに結び付けようとしているのかを見てみよう。

戦略的に獲得した莫大なフォロワー

ガガのツイッターのフォロワー数は2800万人、フェイスブックのファン数は5300万人(ランキング公表時)。リアーナに抜かれるまで不動の1位だったこの膨大な数のファンは、戦略的に獲得されたものだ。企業やタレントのソーシャルマーケティング、ブランディングを手掛けるシリアルアントレプレナーの小川浩氏は、その仕組みをこう分析する。

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