2020年4月号
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21世紀の企業経営

クレディセゾン林野会長 イノベーションを起こし続ける「原点」

林野 宏(クレディセゾン 代表取締役会長CEO)

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サインレス決済や永久不滅ポイントなど、日本初、業界初のサービスを生み出し続けてきたクレディセゾン。業界の革命児とも呼ばれる会長の林野宏氏は「個人も組織も描いた夢は必ず実現できる」と力強く話す。イノベーティブな企業であり続けるためには何が必要か。企業とは何か、イノベーションとは何かを聞く。

林野 宏(クレディセゾン 代表取締役会長CEO)

〈他人ごと〉から〈自分ごと〉へ

「“違う結果が欲しければ、違うことをやれ”と私の大好きなアインシュタインは言っています。同じことをして、違う結果が生まれるはずがない。2020年以降の経営では、それがもっと鮮明になっていくでしょう」と林野氏は語る。

日本の出生数と死亡数の推移を見ると、2019年死亡数137万6000人に対し、出生数が86万4000人。これからの起業家は、このマーケットで新しい事業を始めることを頭に入れておかねばならない。

一方で、平成30年間での日本企業の時価総額の変化を見てみると、平成元年にトップ5に入っていた銀行の全てが、平成30年にはリストから消えている。

「つまり、30年あれば、すごいことができる可能性がある。それを、やってやろうという心意気が大事です」(林野氏)

2020年を迎え、林野氏は、社員に向けてこんなメッセージを送っている。“個人も組織も描いた夢は必ず実現できる”、“人間の能力は無限大であり、それを妨げるのは自分である”、“自分を過小評価する必要は全くない”、“能力とは目標に向かって努力する情熱の持続力である”、“人間は何事でも夢中になってやれば進化する”等々……。

一方で、「イノベーションができない組織、事業、商品、サービスは衰退するしかない」とキッパリと話す。

グローバル事業、新規事業が商品開発や営業企画の仕事だと思う時代は既に終わっている。今や、あらゆるセクションの誰が気づくか分からない、それをビジネスにできるかどうかが勝負で、“他人ごと”の時代は終わった。デジタル革命も含め、あらゆることを各個人が“自分ごと”で考えることが、企業内においても必要となる。

「イノベーションは技術革新がなくても起こすことができる」と林野氏。

世界で1億台以上売れたウオークマンは、テープレコーダーにイヤホンを組み合わせただけ。技術革新でも何でもなかった。

「“なぜ、今までこれがなかったのか”というものを作る、潜在需要の顕在化こそがイノベーションの本質。思いつくかつかないか、実行するかしないかが決め手で、誰にでも、いつでもチャンスはあるのです」(林野氏)。

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