外国人に刺さるPR動画の設計で 来訪アクションにつなぐ

若い旅行者が行先を決める決め手になるのはインスタや動画。海外旅行者の誘客には、文化の違いを超えるコンテンツが必要だ。素材の発掘から制作、公開後の宣伝までを支援する。

自然な色調で撮影した画像が、訪日客には人気

映像で地域の魅力を伝えられる動画は、訪日観光客誘致の強力なツールだ。しかし、多くの人に飽きることなく最後まで見てもらうのは簡単ではない。また、再生回数の多寡に注目しがちだが、本来は実際に地域に足を運び、良い印象を持って帰国する人を増やすことが、動画づくりの最終目標であるはずだ。

エム・ピー・ソリューションでは、2018年から動画を核にした観光地マーケティングソリューションの提供を開始した。キャッシュレス決済システム事業で培った海外とのネットワークや、ドローンを含めた映像撮影技術を利用したものだ。特に、海外の人に訴えかける動画制作に強みがある。

同社事業開発部プロデューサーの椎名修一氏は、「観光客を呼び込むための動画PRでは、通常考えられているよりも多くの検討や作業が必要(下図参照)ですが、そのすべてをカバーするソリューションを提供しています」と話す。動画を作り、アップロードするだけではなく、事前設計と事後のPRや分析が重要だという。

「まずは、域内観光資源を分析し、飽きずに最後まで見てもらえる動画の素材となる被写体を選択します。観光地の現実と動画が与えるイメージがずれないよう、適切な期待値を設定する必要もあります」。

海外の人に刺さる動画を制作

配信する内容も、受け手を考慮して作成しなければならない。日本式では、テレビでおなじみの旅行番組のように、くっきりとした映像で、個々の観光スポットを詳細に見せる。しかし、現在の海外動画サイトのトレンドはより「映画風」だ。淡い色合いの映像で様々な名所を少しずつクリップし、全体的な格好の良さを追求する。

「流行は少しずつ変化していくので、それを把握するためには日々のモニタリングが欠かせません。エム・ピー・ソリューションでは毎日、海外の旅行者の発信内容をチェックし、人気を集めるコンテンツの条件を分析しています」。

エム・ピー・ソリューションの動画制作の方針として、映像中では文章による説明は極力使用していない。文字情報に頼った情報伝達は、Webサイトに連動させてカバーすることで、言語に左右されない多くの国で受け入れられる動画としている。 

「動画を撮影できるという会社は増えていますが、旅行者が現地を訪問するというアクションにつながる動画マーケティングを提供できる企業は少ない。弊社のソリューションで、個人旅行者を海外から呼び込み、さらに具体的な売上に繋がるキャッシュレス決済までサポートする環境を提供しております」と同氏は話した。

PR動画制作のto doリスト

□地域をリサーチ。海外SNSの分析から、映像を通じた認知獲得のため仮説を立て、ターゲットを同定。ターゲットに響くスポットを見つけ出す。
□撮影、編集
□制作した動画のネットでの公開。公開プラットフォームを選択し、それぞれに合わせて最適化する
□映像視聴から現地の訪問につなげるための情報の原稿制作、翻訳
□オンライン広告を通じた動画のプロモーション、各国のターゲットに向けたチューニング
□公開コンテンツの閲覧・拡散状況、広告パフォーマンスの計量・分析など(公開後1カ月をめどに)

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