2018年10月号
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空き資源活用のアイデア

「100円で空き家管理」を全国へ 空き家ビジネス、事業化の行方

上田 真一(NPO法人 空家・空地管理センター 代表理事、北斗アセットマネジメント 代表取締役)

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管理されず放置された空き家の増加が、深刻な社会問題となっている。そうした中で、埼玉県所沢市で生まれた月額100円からの空き家管理サービスが、全国120区市町村に広がっている。提供するのは、NPO法人空家・空地管理センターだ。

上田 真一(NPO法人 空家・空地管理センター 代表理事/北斗アセットマネジメント 代表取締役)

空家・空地管理センターの代表理事、上田真一氏は家業である所沢の不動産会社・北斗グループの役員を務めながら、2013年7月に同センターを設立。上田代表は、以前から不動産業の行く末に危機感を抱いていた。

「不動産業の利益の源は、情報ギャップ。かつては物件の売り値やスペックの情報を提供すること自体に価値があって、それにお客様は対価を払っていました。しかし、情報が無料で手に入る時代となり、今、情報ギャップはどんどん縮小しています。不動産業の未来は危うく、新しいサービスが必要だと考えていました」

上田代表は新規事業の検討にあたり、不動産ビジネスの領域を約30に細分化し、それぞれの将来性を分析。今後の成長が期待できる領域の1つが「空き家」だった。

「空き家の管理は非常に大きなパイが見込める一方で、手間がかかり、収益性が低いため、真剣に取り組んでいる事業者がほとんどいませんでした。大手が参入しづらい領域であるとともに、私たちが差別化できると考えたんです」

所沢に本部に置く空家・空地管理センター。同センターのサービスは、全国120区市町村に広がっている

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