早朝深夜に1時間単位で配送 宅配クリーニングがAIで進化
DINKSや共働き世帯から絶大な支持を集め、市場が拡大する宅配クリーニング。このサービスの先駆者であるホワイトプラスは、4月からソフトバンクグループと協業し、早朝深夜の1時間単位の集配を実現。利用者を「時間の不自由さ」から開放していく。
「時間の不自由さ」からの開放で、
累計会員数は29万人に
ホワイトプラスは2009年にクリーニング業界で初めて、ネット完結型の宅配クリーニングをサービス化した企業だ。同社のサービス「リネット」は、インターネット上から24時間いつでも予約でき、指定された時間に自宅まで宅配業者が洋服を受け取りに来る。洋服は専用工場でクリーニングされ、再び宅配便で自宅まで届けられる仕組みだ。
「私達が目指すのは、『時間の不自由さ』からの開放です。クリーニング店は営業時間が短く、多くは9時-19時、長くても20時まででした。自分の好きな時間に注文できれば、自宅で家族と過ごす時間が増えるなど、付加価値を創出できると考えたのです」とホワイトプラス代表取締役社長の井下孝之氏は語る。
創業当時は多くのクリーニング工場から提携を断られるなど、ネットクリーニングは業界から「非常識」「実現不可能」と目されていた。しかし、DINKSや共働き世帯のライフスタイルに適合したサービスは急成長を遂げる。
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