2017年10月号

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人との新たな出会いが気づきに―「セルフターン・リ・ソート」

月刊事業構想 編集部

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 2017年7月22日。会場は川崎駅の北側の巨大ショッピングモールを見下ろすビルの屋上。普段はBBQにも使われるという、ウッドで構成された空間だ。会場に集う約50人の面々からは、一週間の仕事と暑さをやりすごした安堵のような雰囲気が漂っていた。

イベントの主催者は日本人材機構。「働き方=生き方」と捉え、自分自身(oneself)の可能性を最大限に生かせる仕事を探すことを「セルフターン」とする。「自分の生きがい」という本質を探し、「本来の自分にかえって(turn)、自分らしく働く」ことを見つめる。その過程で、「働き方=生き方」の優先順位を並び替える(Re Sort)。それが、「セルフターン・リ・ソート」だ。

それぞれの「働き方=生き方」を
考えるきっかけに

この日会場に集まったのは、都心の企業に勤める20~40代のサラリーマンと、地方で活躍する経営者など、50名ほど。 イベントがスタートし、まずは渋谷に音楽系の制作会社を構える松葉氏と、名古屋のデザイン・企画会社を経営する河合氏の2人が登場。都会に住む二人だが、「中津川 THE SOLAR BUDOKAN」というグリーン電力だけで行うロック・フェスを毎年開催している。人口約8万人の小さな町に、3万人を超えるフェスの観客が訪れる。「みんなが笑顔でいられる2日を作りたい。すごく青春していますよ」と松葉氏。このフェスの成功もあり、中津川では多くの音楽イベントが実施され、町おこしになっている。両氏がビジネスという枠を超えたやりがいを得ていることが伝わってきた。

次に、宮城県女川でオリジナルギターを製作するセッショナブルの代表・梶谷氏が、職人の技で作られた斬新なデザインのギターを披露。続いてGAKU-MC氏が登場。トークセッションとして、同氏が2011年より取り組む「アカリトライブ」が紹介された。キャンドルの灯(あかり)の下でライブを行い、全国からのメッセージを東日本大震災の被災地に届けるという取組だ。「リソートという意味で考えてみれば、自分のやりたいことを訴え続けたい。仕事でお金は大切。どうやって楽しみながらマネタイズするか?毎日楽しみながらやっていこうと思う」と同氏。

その後、ワークショップが開始された。「人間関係の豊かさ」「時間的豊かさ」「精神的豊かさ」「経済的豊かさ」「専門性の豊かさ」という5つのカードを使って自己紹介を行う。自分にとっての優先順位を改めて考え、また自分とは違う人の価値観に直面する場となった。ワークショップでは自分と違う価値観に驚く人が続出したようであった。

イベント全体を通じて、参加者は自分と異なる価値観に出会うことに。そこでの驚きや気づきを通して自分の価値観を見つめなおす。そして人生の優先順位を考え直す。まさに「セルフターン・リ・ソート」を実践するようなイベントであった。

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