2017年5月号

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HAPPY WOMAN FESTA 女性がより輝く社会づくり

月刊事業構想 編集部

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セミナー参加者を交えた記念撮影。モデレータは事業構想大学院大学・学長の田中里沙(写真前列右)

3月8日は国際連合が制定した 「国際女性デー(International Women's Day)」。日本でも新しい文化行事としての定着を目指し、四日間にわたる催しが開かれた。

最終日8日の午前中には「イキイキワクワクできる女性が輝く社会の実現」をテーマにオープニングセレモニーが行われた。内閣総理大臣夫人の安倍昭恵氏、歌手の倉木麻衣氏、HAPPYWOMAN 実行委員長の小川孔一氏、内閣府後援女性活躍推進委員会理事の池内ひろ美氏が登壇。安倍氏は、自身が主宰する「UZU(うず)の学校」を紹介し、女性活躍の広がりを期待した。

自由な視点と多様な選択肢を

8日夜のセミナーでは、事業構想大学院大学・学長の田中里沙がモデレータを務めた。働く母親としての自身の視点も踏まえ、識者の経験を聞いた。昭和女子大学・総長の坂東眞理子氏は「日本では女性に『ガラスの天井』ならぬ『竹の障壁』があるが、逆に自由だとも言える」。その中で得意分野を伸ばし「女性の特質を生かすリーダーシップを」と訴える。

突き詰めれば男性にも通じる点は多い。自らケニアで花の販売ビジネスを起業した荻生田愛氏は、「自分にしかできないことを、喜びをもって追求できる人が輝いている」と語る。また平原綾香氏らの楽曲作詞を手掛ける吉元由美氏は、「自分の魂が喜ぶことをすべき」と語る。組織に疲弊した男性にも自分らしさを気付かせる言葉だ。

他方、フロンティアで自己を確立する困難は変わらない。大企業へのイメージ・コンサルティングを手掛ける日野江都子氏によると、企業イメージと個のイメージの両立は永年の課題だ。また女優から演出家へ転身したデボラ・ディスノー氏は、女性外国人ゆえに困難を経験したが「即断即決な映像の現場では、女性の『巻き込む力』が生きる」と語る。

ワーク・ライフ・バランスが人口に膾炙して久しいが、実態は依然「二者択一」に偏っている。セミナー後半では真の両立を追求する取り組みが紹介された。例えば東急電鉄で現在、社内新規事業に携わる梶浦ゆみ氏は、New Workというシェアオフィスを開設し、鉄道会社ならではの視点で多様な働き方の推進に一役買っている。

とは言え家族でライフの中心を担うのは女性だ。現在ライフデザインに従事する杉村貴子氏は「自分の人生をどう輝かせるか」を意識し、目標に対する「準備」の大切さを挙げる。また女性の起業支援に携わる鈴木亜子氏は「過剰な謙遜と他人への羨望」を捨てようと呼びかけた。登壇者の提言は、聴衆に新たな選択肢を示した。

左から安倍昭恵氏、倉木麻衣氏、小川孔一氏

自らの経験を基に語る坂東眞理子氏(写真右)

 

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