2017年3月号
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事例に学ぶ 食の輸出 営業戦略の立て方

「オリーブ牛」の命名が奏功 欧米へ強気のブランディング

森山 英樹(讃岐牛・オリーブ牛振興会長)

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日本におけるオリーブ栽培発祥の地である小豆島産のオリーブを飼料にして育てた讃岐牛「オリーブ牛」。そのネーミングとあっさりした味わいを強みに、欧米市場で超高級和牛ブランドとして飛躍を図ろうとしている。

地域名を冠した和牛は全国に数百あるといわれるが、その中でブランド牛として定着しているのはほんのひと握りだ。讃岐牛も他地域の和牛との違いを打ち出すことができないまま、出荷頭数は長年横ばいの状況が続いていた。

埋もれかけていた讃岐牛に日が当たるきっかけを作ったのは小豆島の肥育農家、石井正樹氏。香川県漁連が県特産であるオリーブの葉をエサに混ぜ飼育したハマチを開発していたことを知り、讃岐牛にも応用できないかと考えた。搾油後のオリーブの実を乾燥させた飼料で育てたところ、オレイン酸などを多く含み、「脂肪が溶けやすくしつこさがない」「やわらかく旨味が多い」とたちまち評判を呼んだ。

ちょうど「うどん県」のプロモーションで話題づくりに成功した香川県が、「それだけじゃない香川県」のうたい文句でうどん以外の特産品を模索していたタイミングとも重なった。2011年3月、県ブランドとして「オリーブ牛」を認定するとともに、同年7月、「オリーブ牛」の名称で商標登録を行った。

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