AIBOから17年 ペットロボットはどこまで進化するか

1999年、アイボの登場によって新たに「ペットロボット」という市場が生まれた。参入障壁が下がった今、ペットロボット、コミュニケーションロボットはひとつのブームになっているが、普及はしていない。これからのロボットに求められるものとは?

ソニーの「AIBO」はペットロボット市場を創造するきっかけとなったPhoto by Kate Nevens

1999年は、ペット業界にとって新たな時代の幕開けだった。ソニーからペットロボット「AIBO(アイボ)」が発売され、日米欧で15万台以上を販売。ペットといえば犬や猫に代表される「生体」という常識が覆された。

アイボの登場から17年。当時と比べてモーターやセンサーの価格が下がった結果、資本力のある大企業だけでなく、ベンチャーもペットロボットやコミュニケーションロボットを市場に投入し始めている。

このロボットブームに着目し、ロボット事業に参入したのがDMM.com。2015年4月にDMM.make ROBOTSを立ち上げ、ロボットメーカーに代わってロボットの販売やプロモーションを手がける、世界初のロボットキャリア事業をスタートさせた。現在、国内外のメーカーが作った9体のロボットを販売しているロボット事業部の部長、岡本康広氏は、参入の理由をこう語る。

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