未来を見つける「森の経営会議」 自分と事業の「原点」を問い直す

今、経営者や起業家が、手つかずの森に続々と集まり始めている。森の中で、経営会議や人材開発を行うためだ。森には、どのような効果があるのか。森を舞台にしたプログラムを提供している企業「森へ」の山田博代表に話を聞いた。

「森のリトリート」では、参加者どうしで深い対話を繰り返すとともに、森の中で、ゆっくり静かに内省する時間が大切にされる

――山田さんは、森の中で自分や事業を見つめ直すプログラム「森のリトリート」を行っています。森に注目したきっかけは、何だったのですか。

山田 私はもともとリクルートで、ビジネスの最前線にいました。しかし、17年間働いて、ある時ふと果てしない成長ありきのビジネスの「この先に何があるのか」と疑問を抱いたことから独立し、プロのコーチになりました。

コーチングは、クライアントが自分の内面を掘り下げ、気づきを促進するのを支援します。コーチングを通じて、経営者などビジネスで成功している人でも、心の奥底に「そこはかとない不安」を抱いていると知りました。

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