「無名の山」が紡ぐストーリー トレイルランの第一人者が語る

近年、山野を駆ける「トレイルランニング」の人気が高まっている。トレイルランニングを地域の活性化につなげるには、何が重要になるのか。プロトレイルランナーであり、レースディレクターも務める鏑木毅氏に話を聞いた。

鏑木 毅(トレイルランナー、レースディレクター)

「トレイルランニングは、「Doing」と「Being」が両方楽しめるスポーツです。Doingは、ロードランニングと同じく、「走る」という意味ですが、Beingとは日常から離れて、自然の中に身を置くことで得られる解放感や爽快感のことです。

タイムや順位を意識して走る人が多いロードの大会と違い、トレイルランニングは歩いても、休憩しても構いません。参加者同士で談笑する姿もよく見られます。トレイルランニングは競い合うよりも、山や自然を楽しむスポーツなんです。

近年、トレイルランニングの人口が増加し、大会も増えています。人気のある大会はすぐに満員になってしまうほど盛り上がっていますが、その理由の1つとして挙げられるのは、日本の山の魅力だと思います。

鏑木氏は、世界最高峰のトレイルランニングレースUTMBで3位になるなど、日本の第一人者として活躍している

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