宿泊予約サイト大競争時代 シニア×平日で独走する「ゆこゆこ」
シニア層へのリーチと平日集客に特化したビジネスモデルで成長を続ける温泉宿泊予約サービスの「ゆこゆこ」。本年8月には地銀連合等が同社の全株式を取得、シニアの消費と地域活性化を結びつける新規事業に期待が集まっている。
シニア層と平日集客に強み
温泉旅行で今や必要不可欠な存在となっている宿泊予約サービス。多数のWEBサイトが存在するなかで、シニア層へのリーチ力と平日集客に強いビジネスモデルで、成長を続けているのが「ゆこゆこ」だ。
登録会員数は約680万人。そのうち80%を50歳以上が占めており、特に時間とお金に余裕のある60歳代・70歳代の会員が多い。会員には2カ月に1度、情報誌「ゆこゆこ」を無料配送する。発行部数は現在約150万部で、温泉地を中心とした旅館・ホテルの宿泊情報を掲載している。情報誌に加えて、ネット予約の「ゆこゆこネット」も運営する。
平日でも時間を自由に使える世代がターゲットのため、平日の宿泊利用が全体の70%以上を占めている。観光地の旅館にとって、平日の稼働率をいかに上げるかは大きな課題だ。シニア層を送客できるゆこゆこへのニーズは高く、契約宿泊施設数は年々増加し、現在は2786軒に達する。
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