2016年1月号
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女性トップランナー

普通の「家庭の味」がビジネスに 21世紀の食育サービス

椎名 伸江(FCN 代表)

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「一生に一度しかない子どもの成長期、一食一食を大切にしてもらいたい...」。その想いを胸に栄養士がオープンした配達弁当屋「FCN」。無添加・手づくりの「和食」にこだわり、「食育」に着目した新たなライフスタイルビジネスに、いま、注目が集まる。

椎名伸江(しいな・のぶえ)FCN代表

FCNは2013年11月の創業。農=Farmer(F)と子=Child(C)と食(栄養)=Nutrition(N)をつなぎ、ごはんを主食とした「日本のごはん」を広め、食を大切にする子どもを育てることを目的としている。

代表の椎名伸江氏は、栄養士として5年間、練馬区の小学校に勤めた。保護者と接するうち、塾に通う子がコンビニやファストフードで夕食をすませていることを聞き、ショックを受けた。共働きの家では、夕食用の弁当を作ることができず、夕食を食べるお金を渡し、子どもが自分で選んで購入をすることが多い。

「昼の給食では、子どもたちに食べてもらいたいと思うような『和食』を日々作っているのに、夕食をコンビニの菓子パンですませているのなんて信じられず、今すぐに何かできることはないか考えました」

小学校高学年から高校生までの間は、子どもにとって一生に一度しかない成長期。バランスの取れた食事が必要なのはもちろん、味覚を獲得し、一生の食習慣を形成する大事な時期でもある。

「コンビニやファストフードの代わりに夕食で食べてもらえるようなものを、自分が作って届けられないか」。新事業の発想は、ここから生まれた。

学習塾へ配達する仕組み

そこで「栄養バランスのよい手づくり和食弁当」の販売サービスを構想した。これまで外食・中食に頼りがちだった、東京都内の学習塾や学童保育の子どもに食べてもらいたいという想いから、この弁当を仕組み化して採用してくれる塾を探した。

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