世界一おしゃれな靴磨き 路上から「隠れ家バー風」店舗へ

東京・南青山で靴磨きの事業化に成功している長谷川裕也氏。お客様と目線を合わせたカウンターバーで靴を磨きながら、靴談義を繰り広げる。靴のメンテナンスやケアも含めた「靴の専門家」の事業スタイルとは。

バーカウンターで靴を磨きながら“靴談義”

南青山の骨董通りのはずれに、隠れ家風バーのような靴磨き店がある。ビルの2階にある店に入ると、小さなバーカウンターが目に入る。カウンターに案内されて靴を預けると、まず、ドリンクが出てくる。カウンターごしには、スーツを身につけた職人が立ち、丁寧に30~40分かけて磨きあげてくれる。

靴を磨いてもらいながら、靴に関しての話題や世間話など、リラックスしながら話しているうちに、鮮やかな手つきで、きれいに磨き上げられるのである。

靴磨きは、汚れを落として、栄養を補給し、磨きあげるという三つの大きな行程からなっている。女性の化粧に例えると、洗顔して、化粧水をつけ、ファンデーションを塗るということに相当するという。

料金は2,500円。金額だけを聞くと一見、非常に高く感じる。駅や路上での靴磨きは、昔からタクシーの初乗り料金が相場とされている。しかし、実際に磨いてもらうと、むしろ安いのではないかと思うくらいの高度な職人技である。

無一文状態からのスタート

「子どもの頃から将来は社長になりたいと思っていた」と代表の長谷川裕也氏。しかし、20歳の時、日雇いのアルバイトで仕事が途切れ、手元のお金がほとんどなくなってしまった。そんななか、100円ショップで道具を買って東京駅で靴磨きをしてみたところ、1日で7,000円の売り上げがあった。そこが今日の出発点になっている。

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