2015年12月号
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2025年問題 超高齢社会の新ビジネス

「普通の人」の自分史がヒット 7万円で「親の歴史」を本に

神山晃男(こころみ 代表取締役社長)

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7万円という低価格で、親の人生を記録に残す自分史作成サービス「親の雑誌」。それは、自分史の新しいマーケットを開拓した。同サービスを提供する企業「こころみ」は、自社が持つ「聞く力」を活かすことで、さらなる成長を目指す。

親のための自分史作成サービス「親の雑誌」は、人生の思い出を一冊の雑誌形式でまとめる

シニア層の間で、「自分史」が密かなブームを呼んでいる。通常は、いわゆる100ページ以上のハードカバー単行本という形で、自費出版する例が多い。製作費は数十万から100万円が相場だ。

しかし、その自分史の分野で、「7万円」という圧倒的な低価格を実現し、話題を呼んでいるサービスがある。2013年設立のベンチャー企業、「こころみ」が提供する自分史作成サービス「親の雑誌」だ。

低価格を実現した数々の工夫

「親の雑誌」は、こころみのスタッフが高齢者の自宅を訪問し、聞いた話をA4サイズ・16ページの冊子にまとめ、最少で5冊から納品する。

2015年5月にサービスを開始し、すでに100件以上を受注。資料請求・問い合わせは、1000件を超えているという。

「親の雑誌」が低価格を実現できた要因は、全体のフォーマット、ページ数が決まっているため、文字と写真を当てはめれば作成できるシステムを確立したこと、また、通常の書籍・雑誌では必要になる、事前の入念な打ち合わせも不要なことが挙げられる。

取材・執筆するのは、プロのライターではなく、こころみが契約する「コミュニケーター」と呼ばれる外部スタッフだ。コミュニケーターは主婦層が中心で、プロの書き手ではない。

こころみの社長・神山晃男氏は、「親の雑誌」の特徴をこう語る。

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