2015年7月号
購読申込み のあとに ログイン していただくと全文をご覧いただけます。

IoT 先駆者の構想

小規模DCを分散配置 注目の「エッジコンピューティング」とは

西川徹(プリファードネットワークス代表取締役社長)

0
​ ​ ​

いま、世界で研究開発が進んでいるエッジコンピューティング。小さなエッジサーバーを各所に配置することで、データ処理の速度と能力を圧倒的に高めるこの技術は、IoTを大きく進化させる可能性を秘めている。

データ量爆発に伴う問題

スマートフォンの世界的な普及、ウェアラブル端末の登場やIoT化の広まりによって、データ通信量は爆発的に増え続けている。今年に入って、ネットワーク最大手のシスコは、スマートフォン、タブレット端末、ノートパソコンなどモバイルデバイスによるワイヤレスデータ通信の世界全体のトラフィック量が、2014年の30エクサバイトから19年には約10倍に膨れあがるという予測を発表した。

現在、これらのデータは世界中に配備された大規模なデータセンターによるクラウドコンピューティングによって処理されているが、2つの課題がある。

まず、通信速度はデータセンターとの物理的距離によって決まるため、距離が遠くなるほど通信遅延が増大すること。もうひとつは、ビッグデータ処理など通信データの大容量化によって求められるネットワーク通信能力(帯域)の終わりなき拡張だ。

IoTにフォーカスしたリアルタイム機械学習技術の開発を手掛けるプリファードネットワークス代表取締役の西川徹氏は、現状をこう分析する。

「今のビッグデータは人が生み出すデータを捉えていますが、IoTは機械同士が生み出すデータを利活用するため、データの種類と量は無限に増えていきます。現在のネットワークインフラでは、全てのデータを支えきれません」

エッジコンピューティングとは

残り71%

0
​ ​ ​

バックナンバー

メルマガで記事を受け取る

メルマガ会員限定で、
ピックアップしたオンライン記事を
毎日お届けします。

以下でメルマガの登録ができます。

購読申し込みで全記事が読める

2018年4月号「SDGs×イノベーション」完売!

会員になって購読すれば、バックナンバー全記事が読めます。PC・スマートフォン・タブレットで読める電子ブックもご用意しています。

バックナンバー検索

注目のバックナンバーはこちら

最新情報をチェック。

会員になると 最新「事業構想」が読み放題。さらに

会員の特典をもっとみる