2015年3月号
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脱パワポのプレゼン術

「結婚式の手紙」が感動的な理由 プレゼンに活かす「3つの輪」

鴻上尚史(作家・演出家)

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「みんな」とは、一人ひとりが集まったもの。多くの人に話さなければならないときでも、一人のターゲットを想定し、そこに言葉を届けることで、「みんな」にもメッセージは伝わりやすくなる。

鴻上尚史(作家・演出家)

言葉を話すときには、「3つの輪」を意識することが大切です。

「第1の輪」は、あなたが一つのことに集中して、周りに関心がない状態。人は、ものを考えているとき、本を読んでいるときなどに、そうなります。

「第2の輪」は、あなたの関心・集中が特定の相手に向かっている状態です。誰かと深く話し込んでいる状態が、「第2の輪」です。

「第3の輪」は、あなたが見えている風景、すべてです。100人を相手にプレゼンする場なら、100人全員の顔が見えている状態です。

「3つの輪」は、ロシアの著名な演出家・スタニスラフスキーが発案した分類です。僕は、それぞれの輪に対応する言葉があると思っています。

「第1の輪」に対応する言葉は「独り言」、「第2の輪」は「あなたと話す言葉」、「第3の輪」は「みんなと話す言葉」です(下図参照)。

出典:鴻上尚史著『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』

「3つの輪」をコントロール

あなたはプレゼンや会議のとき、自分の言葉が「独り言」になっていないか、誰に向けた言葉なのか、コントロールする必要があります。たとえば、僕は講演で、ザワザワとした聴衆を前に「独り言」で話し始めることがあります。聴衆は、自分たち全員に話しかけると思っているので、驚き、注目します。そうやって、自分の言葉のレベルを変えることが、コミュニケーションの技術なのです。

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