大ヒットMVの舞台裏 創造の出発点にあるのは「記憶」

日本でも話題を呼んだ、アメリカのロックバンド「OK Go」のミュージックビデオや、間伐材を使った携帯電話のプロモーション映像「森の木琴」などで、世界的な評価を集めるクリエイティブディレクター・原野守弘氏。そのアイデアの源泉に迫る。

原野 守弘 氏がクリエイティブディレクターを務めた、アメリカのロックバンド「OK Go」のMV「I Won't Let You Down」。精密なマスゲームが、初めから終わりまでカメラを止めない「ワンカット」で撮影されている

昨秋、世界中で話題となったアメリカのロックバンド「OK Go」の楽曲「I Won't Let You Down」のミュージックビデオ(MV)。10月27日にユーチューブで公開されると1週間もたたずに視聴数が1000万回を超え、3ヵ月弱経った今(1月19日時点)、およそ1750万回に達している。

MVでは、OK Goのメンバーと大勢の女子高生ダンサーが、ホンダのパーソナルモビリティ「UNI-CUB(ユニカブ)」に乗って傘を使ったマスゲームを展開、見事な人文字がドローン(小型無人ヘリ)で空撮されている。しかもそれが、初めから終わりまでカメラを止めずに「ワンカット」で行われる。このMVのクリエイティブディレクターを務めたのが、原野守弘氏だ。

原野 守弘(もり 代表、クリエイティブディレクター)

「突き抜ける」ための自分

軸原野氏は広告の世界において、国内外で多数の受賞歴を持つ。2012年の「カンヌライオンズ(カンヌ国際広告祭)」でOK Goのリーダー、ダミアン・クーラッシュ氏と出会ったことが、今回の仕事のきっかけとなった。原野氏は、ダミアン氏からMVの制作依頼のメールを受け、最初のやり取りをした10分間で、UNI-CUBを使ったマスゲームという構想が固まった。

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り71%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全文読むことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事15,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。