マンション・ディベロッパー対決! 住友不動産vs野村不動産

アベノミクスによる追い風や東京オリンピック決定による湾岸部の人気高騰を受け、マンション市場は活況。しかし長期的には、人口減とともに市場の縮小は進んでいく。そうした中でも、住友不動産と野村不動産HDの2社は、攻めの戦略で成長を目指す。

先細りの市場で、両社には独自の「強み」

今、新築マンションの分譲で勢いがあるのは、住友不動産、野村不動産です。両社とも、ここ数年、ものすごい勢いで土地を買っています。ときに業界の感覚では、あり得ない高値でも買っていく。毎年、供給戸数ランキングが発表されますが、おそらく、今年は住友不動産が一番になると予想しています。

住友不動産は、奇をてらうことなく、普通に良いマンションを開発します。住友不動産の特徴は、そうしたマンションの価格を相場よりも高く設定することです。そしてあまり値引きをせず、長期で売っていきます。

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