ブルーオーシャンのアフリカで起業 エチオピアの革をブランド化
2012年、エチオピアの高品質な羊皮を使ったラグジュアリーブランドが誕生した。そこには、ファストファッションに疑問を持ち、“本当にいいもの”を追求した一人のイノベーターの、ものづくりへの熱い思いがあった。
ふれた瞬間思わず笑顔になってしまうやわらかい手ざわり。きめ細かく、丁寧な縫製。世界最高級とも評されるエチオピア産の羊皮でつくられているバッグが、今30~40代の働く女性達の間で人気を集めている。高いもので1個10万円という価格帯にも関わらず、発売以来、着実に売り上げを伸ばし、今では商品を手にするまで1年半以上待たなければならないほどだという。
「最初はエチオピアのことは饑餓や干ばつといったマイナスなイメージしかなくて。でも行ってみたらすごく美しい国でした」
そう微笑むのは、レザーブランドandu amet代表の鮫島弘子氏。青年海外協力隊で2年間エチオピアに滞在したことがあり、その時の経験が起業につながった。
「確かに貧しい国ですが、独自の自然や歴史、文化があり、人がすごくやさしかった。経済的には日本の方が豊かかもしれないけれど、それだけでは計れない豊かさがある。そういうものを日本に届ける仕事がしたいと思いました」
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