ブラジル vs. アルゼンチン

サッカーW杯を控えて盛り上がるブラジルは、経済も堅調。一方のアルゼンチンは、昨年末から通貨安に見舞われるなど、先行きに懸念もある。南米の大国として知られる両国について、魅力と展望を比較する。

【写真左】ブラジル・リオデジャネイロにある世界最大規模のサッカー専用スタジアム「エスタジオ・ド・マラカナン」。サッカーW杯の決勝戦もここで行われる。【写真右】3.11直後のブエノスアイレス市中心部の広場。アルゼンチンは、親日国としても知られる

将来性豊かなブラジル、アルゼンチンは先行きに不透明感

ブラジル経済は総じて堅調です。経常収支の赤字が弱点と言われますが、それは旺盛な内需の裏返しです。国民が豊かになってコーヒーや砂糖をはじめ、輸出するより国内で消費する傾向が強まり、さまざまな製品の輸入も増えました。雇用が労働力人口を上回って増加し、さらに労働需給の逼迫で賃金が上がり、所得・雇用環境の改善で消費が拡大しています。

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