2014年4月号
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小さな会社の大きな偉業

アートの力で企業を変革

長谷部貴美(ホワイトシップ 代表取締役社長)

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ビジネスパーソンを対象に、アートを使った教育プログラムや、戦略策定のプロジェクトを手がけるホワイトシップ。同社が目指すのは、ビジネスシーンのパラダイムシフトだ。

ホワイトシップを共同で設立したアーティスト・谷澤邦彦氏と歓談する長谷部社長。オフィスはギャラリーを兼ねており、制作活動も行われている

アートが企業を変える。ホワイトシップ社長の長谷部貴美氏は、ビジネスの世界とは隔絶されたものとみなされがちなアートを使って、企業の変革を試みる。ホワイトシップが提供するプログラムを導入した企業の一つに、日立化成がある。同社は2012年に50周年を迎えたのを期に、次の50年に向けた経営指針の策定を行った。1年半にも及んだそのプロジェクトで、大きな役割を果たしたのがアートだ。

企業社会に浸透するアート

長谷部貴美 ホワイトシップ 代表取締役社長

日立化成では、経営幹部の一人ひとりが、自分が思い描く会社の方向性を絵で表現した。それを他のメンバーに見せながら説明し、想いを共有、その上で深い議論を重ねながら会社全体の方針をまとめていった。

長谷部社長は、アートを使ってコミュニケーションをとるメリットについて、こう語る。

「想いを伝えるには、絵はとてもパワフルです。私たちは普段、表現することを敬遠して、言葉と数字に頼りすぎている。絵を描き、それを説明するというプロセスを通して、普通の会議では出にくいパーソナルな言葉がどんどん飛び出します。通常、多様な人間がオープンなコミュニケーションをとり、意見をまとめていくのは大変です。しかしアートを使えば、それが短時間でできます」

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