人を惹きつける「キャラ」の力学

構想を実現させる道筋を描くことは、ストーリーやシナリオを発想し、周囲の人間に伝え、巻き込んでいくことでもある。効果的にアイデアを伝え、人を惹きつける技術として、キャラクター論を紹介。

劇画原作者 小池一夫 氏

私は「キャラクター」について長年研究する中で、それは単に漫画家・アニメ作家など、クリエイターのための創作論にとどまるものではないと考えるようになりました。

「キャラクター」を活用するテクニックは、人を惹きつけ、効果的に印象づけるためのプレゼンテーション論としても役立ちます。「キャラクター」をうまく使えば、相手に認知され、相手の心に印象強く伝えることができるのです。

対決の構図がドラマを生む

それでは、そもそも「キャラクター」とは何か。「キャラクター」を一言で表現することはできません。人間にとっては、世界のすべてがキャラクターです。

たとえば、人間がつくった最初のキャラクターは「神」と「悪魔」です。豊作などの恵みに対して「神」に感謝し、天災や病気といった災厄を「悪魔」のせいにする。過酷な自然条件の中で心の安定を得るためには、その2つのキャラクターが必要だったのです。

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