カメラ復刻レンズに1000万円超

目標金額100万円に対して、支援総額1061万1600円、達成率1000%超。日本のクラウドファンディング史上まれに見る大成功を収めた、名レンズ復刻プロジェクトの舞台裏を明らかにする。

アナログとデジタル、どちらのカメラにも対応させたPetzvalの復刻版レンズ(写真提供:ロモジャパン)

今年8月、クラウドファンディングプラットフォーム・CAMPFIREで史上最高の支援額を達成したプロジェクトが生まれた。

主にフィルムカメラを販売するロモジャパンが企画した「歴史的な19世紀のレンズを現代のアナログ&デジタルカメラ用レンズとして蘇らせる」プロジェクト。19世紀にウィーンで生まれ、その独特の写りで写真史に名を刻むレンズ「Petzval」を、アナログとデジタルどちらのカメラにも使えるように発展的に復刻させるという内容で、集まった金額は1061万1600円、パトロン(支援者)269人、達成率もCAMPFIRE史上初めて1000%を超えた。

アメリカ、中国、台湾で同時展開

この企画が立ち上がった当初の目標額は100万円だったが、情報をアップした当日の深夜には満額に達し、その後も怒涛の勢いで支援者が増え続けて、終わってみれば目標額の10倍以上に達していた。この結果は、同社にとっても予想外だったという。

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