外部の異質な人材を受け入れ、常にユニークな発想を

社員数の約6割を中途採用者が占めるなど、積極的に新しい考え方を取り込むプラス。尖った人材が活躍しやすい仕組みを整え、組織が硬直化することを防いできた。

経営トップを含めた役職者が、自社の哲学を語り続け、組織への浸透を図る

長年培われてきたその企業文化は、柔軟な発想で新商品を生み出すことを可能にしている。

文具事務用品・オフィス家具の製造・販売を柱に次々と新事業を展開するプラス。その社内で今、よく耳にするのが「0から1をつくる会社になろう」というキャッチフレーズだ。

岡崎潤・常務取締役コーポレート本部長は、こう語る。

「儲かるからといって二番煎じはダメ。1を真似て2をつくっても、結局、安いコストで生産できる国や競合他社がいれば、いずれ負けてしまう。当社のフィロソフィーは創業以来、まず、お客様に満足していただくこと。そして、それを実現するために、人と違ったユニークな発想で開発したモノ・サービスを提供することです。トップを含めた役職者が、この哲学を日常的に語り続け、組織に浸透してきたことが、当社のイノベーションを生み出す原動力になっています」

エントリーシートは白紙 「尖った」人材を採用

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岡崎潤 プラス常務取締役コーポレート本部長

もう一点、プラスの企業風土を語るときに欠かせないのが、約20年前から意識的に中途採用者を増やしてきたことだという。

現在プラスの社員数は1100人余りだが、そのうち中途採用者が6割にも及ぶ。役員も創業家を除くと、プロパーと中途採用者が半々。自前の風土だけでは育てることができない新しい考え方や発想力を備えた外部の人材を社内に取り込むことで、組織が硬直化することを防いできた。

新卒採用でもユニークな選考を行う。通常、応募者はエントリーシートの設問に沿って項目を記入するが、プラスのエントリーシートは白紙なのだ。

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