2013年6月号
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「寝る会社」は育つ

睡眠の「新常識」

根来秀行(医師、医学博士)

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新規事業やスタートアップで、事業の中核を担うビジネスパーソンは、ハードワークを反映し、どうしても睡眠時間を削って対応をしてしまいがちだ。しかし、それで本当に、必要なパフォーマンスが引き出せているのか、経営幹部クラスの健康を考えれば、マネジメント上問題があるのではないか―そう問われれば、誰しも回答に窮してしまうのではないだろうか。ナポレオンのようなショートスリーパーはごく少数であり、ほとんどの人間には十分な睡眠が必要であることは証明されている。クリエイティビティを高め、事業を成功に導く睡眠の対処法はどこにあるのか―最新の知見を探った。

人の睡眠は、地球の自転に適応したリズムで繰り返される。

そのリズムを司っているのが「時計遺伝子」である。ハーバード大学医学部の根来秀行教授は、睡眠の流れは朝から始まっていることをまず踏まえて欲しいという。「全身の60 兆個の細胞の中に、時計遺伝子が存在し、リズムを刻んでいます。全身の時計遺伝子を司るのが、脳の視床下部の視交叉上核に存在する1万個以上の時計細胞。視交叉上核は視神経が交叉する場所で、目から入った光の信号を感知します。これがスイッチになって、時計遺伝子は一日のリズムを調整し、松果体に信号を送り、睡眠を促すメラトニンの分泌と分泌の停止が行われます」。つまり、朝、光を感知するタイミングが、覚醒であり、次の睡眠への準備開始への瞬間なのだ。

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