交流拠点都市を目指す金沢市の人づくり戦略

東京を中心とする関東圏の観光客からは京都に並ぶ人気のある歴史と伝統の街・金沢市。北陸新幹線金沢開業を2年後に控え、街では受け入れ態勢を本格化させている。「情報・人・モノ」の集積を図る、市長の舵取りを探った。

フランスの旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」で、「3つ星」評価を得た兼六園(写真提供:金沢市)

―2年後に待望の北陸新幹線金沢開業となります。

金沢は430年間、戦禍や大きな自然災害にあっておらず、今も古い街並みが残る都市です。これらの充実した歴史遺産や美しい街並みなどが、金沢の個性となっています。そして、この個性をブラッシュアップしながら、後世に残していくことが金沢の使命でもあります。

一方、新幹線開業を控え、これからはまちの個性を発信していくことも大切です。金沢の交通インフラが充実し、情報通信技術(ICT)の進展により、情報を発信しやすい環境になりましたので、この機会を捉えて、積極的かつ能動的に情報を発信すると同時に、発信力を高める必要があると思っています。

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