カリスマたちが支援する注目のスタートアップ

多くの起業家は、培った知識や資金で次世代の起業家を支援する。かつてベンチャーとして旋風を起こした現代のカリスマたちは、今どんなスタートアップに目をつけているのだろうか。

ジェフ・ベゾス
投資も思想を反映

022-01.png

ベゾスは、既成概念を打破し長期的な視点で社会に変革を起こすことを志向する。宇宙開発や1万年時計など奇想天外な投資に限らず、自らの投資会社を通じたスタートアップ投資にもその志向は反映されている。

Uberはサンフランシスコ発のスマホを活用したオンデマンドのハイヤーサービスである。アプリのボタンを押すだけできちんとした黒塗りの車が数分で現れ、支払いは登録済みのカードにチャージされメールでレシートが送られてくる、といった使い心地がうけ急速に成長している。創業者はともにかつてベンチャーを立ち上げ、事業を売却した経験を持つシリアルアントレプレナーのギャレット・キャンプとトラビス・カラニックの2人だ。

EverFiは生活に必要なスキルを扱う教育系スタートアップだ。学生ローンの返済やクレジットカード負債といった金融リテラシーやネット上のいじめなどの生活問題について学校が生徒達に教えるのに使用する。コースはバーチャル、ゲーミフィケーション、ソーシャルメディア、動画などをフルに活用して効果的に学べるように工夫されている。共同創業者のトム・デイビットソンはメイン州議会議員として、ジョン・チャップマンはKaplanで、共に教育テック分野に携わってきた。EverFiにはツイッター創業者のエヴァン・ウィリアムズやグーグル会長のエリック・シュミットも出資している。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り83%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。