出店拡大の先に広がる「新たな可能性」

「原点回帰」を経て生み出される新たな成長

1000店が一つの岐路とされる日本の外食市場において、スターバックスは今後の成長戦略をどう描くのか。 新たなニーズの開拓に向け、新戦略を打ち出す可能性もある。

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スターバックスは全国制覇に向けて、着々と歩を進めている。今年9月には、島根県に進出することを発表した。これによりスターバックスが存在しないのは鳥取県のみとなり、全県制覇は目前の状態である。

現在、スターバックスの店舗数は950店超あり、来年初めには1000店を超える見通しだ。1000店の達成を視野に入れ、今年のスローガンは「原点回帰」。さらなる出店の拡大を目指して、郊外や小規模市場への進出を加速することを明らかにしている。関根純CEOは、自社の現状について「成長力はすごいが、まだ中学生」との発言もしている。

そして、来年は「イノベーションへの挑戦」、再来年には「ニュービジネス戦略」に力を入れる方向性を打ち出している。それらの具体的な方策は明らかにされていないが、1000店が一つの岐路とされる日本の外食市場において、スターバックスが今後、どのような成長戦略を描くのかに注目が集まっている。

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