個人対個人のお金の流れを拓く CAMPFIRE、次の行き先

ロイヤル・カスタマーとクリエイターを直接つなげ、アイデアのプラットフォームとして認知度が高まりつつあるクラウドファンディング。単にアイデアを実現、PRし、新たなファンを獲得するだけではない社会的ニーズが喚起されている。

118_01.png

クラウドファンディングの発想はどこから?

ストーリーを売る、人によって価値の違うものを売るという発想が原点にありました。アートに近いかもしれません。額に入ったアートは人によって、100円の対価を払ってもよいという人と、100万円を払ってもよいという人がいます。定価という概念に疑問があったんですね。

インターネットの従来事業では中々実現が難しいですよね。

無料で人を集めて広告を売る、というスキームにも疑問がありました。ファッションのブログを見ているのにソーシャルゲームや通販ショップが表示される。違和感がありました。サイト自体は撮影・運営にもお金をかけている。少ない広告収入から費用を賄っているわけですが、サイトの存続を願う100人なり1000人からのドネーションで運営してもよいのではないか。そう思っていた時に、ソーシャルレンディングのkivaへの興味を通じて共同代表の家入一真と会って、クラウドファンディングのサービスが面白いのではないかという話になりました。

そこからすぐに会社を立ち上げたのですか?

その場で、話が出て30秒位でやろうと決めて、その日に勤めていた会社を辞め、まずはサービスありきから、会社の立ち上げへ動きました。

1 2

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り71%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。