「P」から見たボーカロイドブーム

ボーカロイド作品を制作するクリエイターは、「P」(プロデューサーの略)と呼ばれる。

ネット上で人気を博す草の根クリエイターたちは、どんな生活をし、何を考えているのか。著名な「P」のひとり、キャプテンミライ氏に話を聞いた。

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「初音ミクブームが終わることに対する危機感は
ない」と語るキャプテンミライ氏

ミライ氏はもともとバンドマンで、インディーズとして大きなレーベルからCDを出すなどプロレベルの音楽活動をし、同時に3DCGの映像作家としてCMやPVなども制作していた。彼がそのマルチな能力をボーカロイドに注ぎ始めたのは、2008年だった。

「バンドが解散してしまったのだが、またイチからメンバーを集めるのは大変。それで興味を持った。最初に買ったソフトは『鏡音リン』で、すごく面白くて三日三晩かけて1曲作った。その曲をニコニコ動画にアップロードしたら2000~3000回も再生されて、コメントも付いていた。バンドならライブで100人集まったら大成功、そこでアンケートをお願いしても返してくれるのは1人、2人。それがわずか数日で何千人という人が曲を聞いて、コメントをくれる。それが嬉しかった」

ボーカロイド作品を評価されて仕事を得る

最初に作った曲に対する反応が良かったこともあり、彼は積極的に作品を投稿するようになった。そして08年末、それらの曲を自主制作のCDにまとめ、イベントで手売りした。この時に、大きな手応えを掴んだという。

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