「現場の声」を汲み取り中小企業支援

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「民間の視点」で中小企業支援の拡充に動く神奈川産業振興センター(KIP)。自ら会社を経営し、4年前にKIP会長に就任した神谷光信氏に、今後の展開を聞いた。

今年で第34回を迎えた工業技術・製品の総合見本市「テクニカルショウ ヨコハマ」。出展する企業・団体が400社以上、来場者は3万人を超える、神奈川県下で最大規模の見本市だ。このイベントを主催するのが、神奈川産業振興センター(KIP)。1953年に設立された財団法人を母体とする、県の第3セクターである。KIPはメカトロニクスやハイテク機器など先端技術に焦点を当てた「テクノトランスファーinかわさき」といった見本市、ベンチャーや新ビジネスを対象とした「かながわビジネスオーディション」なども実施しているほか、中小企業の人材育成を目的に様々な研修事業を実施してきた。

しかし、これらのイベント、研修事業はKIP主要業務の1つに過ぎない。KIPは常設の窓口で行う創業・経営革新から海外進出まで12項目の「経営相談」、月刊情報誌やホームページなどでの「情報提供」、神奈川県の経済動向についての「調査・分析」を手掛けてきた。また、創業予定者やベンチャー企業に対し、オフィススペースを安価で貸し出すインキュベート事業を実施しており、入居者(創業予定者等)が直面している経営課題の解決のために、日々、KIPの専門家が入居者に対して支援を行っている。

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