SNS等の民間情報ツールを活用したソーシャル防災・減災

広域災害が発生すると、国や地方の行政機関や地方公共団体の対応には限りがあり、特に小地域に関する情報が不足する。また、紙や音声の情報が多く、情報の整理・管理は効率的とはいえない。このような課題に対応するためにSNS等の民間情報の活用が考えられる。

SNS等の民間情報を活用することのメリットは、広域においても小地域においても情報収集やコミュニケーションが可能であり、適時性が高い情報や、履歴情報も収集可能である。さらには「普段使いツール」であり、国の行政機関や地方公共団体に設備投資のための著しい予算負担がないことなどである。

しかしながら、国の行政機関や地方公共団体におけるSNS等の民間情報の活用が十分に行われているとは言い難い。

ソーシャル・センサーの感知情報

SNS等の民間情報の特徴は、リアルタイム性が高く、不特定もしくは特定 多数の利用者からの情報・情報源であり、場合によっては位置情報を持っていることである。

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