マザーズ上場を果たしたBASE すべては未来を信じることから
2019年10月に東証マザーズに上場したBASE。誰でもネットショップを開設できるサービスや、オンライン決済サービスを手掛け、個人や中小事業者を支援している。自社の成長の原動力について、鶴岡裕太CEOは、「一番大切なのは、自分たちが想像している未来を信じること」と語る。
「BASE」は誰でも簡単にネットショップを始められるサービスだ。豊富なテンプレートが用意され、それを組み合わせればデザイン性の高いオリジナルのネットショップを開設でき、導入が簡単な決済機能など、ショップ運営の課題を解決する工夫が施されている。初期費用や月額費用はいっさい不要で、手数料は決済金額の6.6%プラス40円というシンプルな料金体系。技術的な不安や初期費用の問題で二の足を踏んでいた人でも、気軽にネットショップに挑戦できる。
2012年 12月にローンチし、現在では、ファッションや雑貨、食品など、さまざまなジャンルの80万店舗(2019年8月現在)のサービスに成長。流通総額も右肩上げりで成長している。
1店舗当たりの月間流通額は14万円弱だが、鶴岡CEOは「数が集まることで、年間400億円規模もの流通総額になります。1つ1つはニッチだったとしても、それが集まることで大きな影響力を持つ。まさにインターネット的だと思います」と自社のビジネスを表現する。
地銀と提携し、地方でも拡大へ
鶴岡CEOは今日の成長に至った要因について、「創業時の思いを信じて続けてきただけ」と語る。
「インターネットがもたらす最大のメリットは、誰もが自由に活動できて、正当な対価を受け取れるようになること。そうした未来を信じて、個人や中小規模の事業者をターゲットにしたことが一番の成功要因だと思います」
全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。
-
記事本文残り70%
月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!
初月無料トライアル!
- 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
- バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
- フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。