20~30年後を考える 公務員の「構想力」が日本を支える

人口減少、高齢化社会を迎え、既存の業務の延長線上ではないチャレンジが公務員にも求められるようになった。11月12日に渋谷ヒカリエで開催された「よんなな会」では、熱意のある公務員約600名が集結。より良い未来を創るため、熱心な情報交換・交流が行われた。

左:脇 雅昭(よんなな会発起人)右:畑中 龍太郎(元金融庁長官)

公務員のイメージを変えようとする新しい動きがある。仕掛け人は、総務省から神奈川県庁に出向中の脇雅昭氏だ。公務員が"カッコいい"と思われる世の中をつくることを目指している脇氏は、自らが発起人となり「よんなな会」を主催している。「よんなな会」は、47都道府県の地方公務員と中央省庁で働く官僚が集うイベントであり、ハブだ。4年前に60名で始まり、現在は10倍以上の約600名まで規模が拡大した。中には海外から駆け付ける参加者もいる。

「よんなな会」では、公務員が、自分の使命を再確認し、モチベーションを高め、より良い未来を創るエネルギーを得る。また、同じような悩みを抱える者同士で有意義な情報交換が行われている。第10回の冒頭の挨拶で、脇氏は次のように呼び掛けた。

「皆さん、お客さんにならないでください。一人ひとりがこれから出てくる登壇者、出会う人たち、自分にできることは何か、仲間とできることは何か、行政でできることは何か。日本を良くする仲間として動いていってください。土日も休みなく気合と根性だけで取り組むのではなく、課題を明確に捉え、仲間と共に推進することが大切です」

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